昨日の投稿でビクセンのオルソ接眼レンズにはアッベ式とプローセル式があると書きましたが、一応私の手元にある5本のビクセン製オルソ接眼レンズ(4mm, 5mm, 6mm, 7mm, 9mm)のレンズ構成を全て分解して確認しました。
確認の結果、4mmと6mmの2本はアッベで5mm, 7mm, 9mmの3本はプローセルでした。
以下は4mmの分解時の画像ですが直径5mmに満たない3枚貼り合わせのレンズがレンズのユニットに格納されていました。アッベです。これほど小さなレンズを正確に貼り合わせるのは確かに難しいだろうことは素人にも容易に想像がつきます。
以下は7mm分解時の画像。
2枚貼り合わせのレンズが一対入っておりプローセルであることがわかります。
アッベとプローセルを外観から見分けることができないかあれこれ観察していたのですが一点だけ気づいたことがありました。
上の画像は5本の接眼レンズを下側から撮ったもので上の2本がアッベの4mm, 6mmのレンズですがこの2本のみ、カニ目レンチでレンズを格納しているセル部分を緩められるよう2箇所スリットが入っています。下の3本(5mm, 7mm, 9mm)はそのようなスリットはなくレンズが入っているセル部はボディにねじ込まれたあと接着剤で接着され容易には緩められない(メンテナンス性が悪い又はメンテナンスされることを想定していない)作りになっています。たった5本のサンプルから一般性を導くつもりは全くありませんが、アッベ式のレンズは(高価であるがゆえに長く大切に使われることが多いのだとすると)繰り返しのメンテナンスに耐えられるような作りにしていると推測することもできるかもしれません。
ここからは私の推測に過ぎないのですが、アッベ式のオルソ接眼レンズは鏡筒とは別売りでそれなりの価格で販売されていて、プローセル式のは(別売りもされていたかもしれませんが)鏡筒、架台のセット品に付属されていたのではないでしょうか。
今でもセット品に付属されている接眼レンズは高級品というよりは普及品クラスのものが多いと思われますがそれと同じことではないかと思います。
私の手持ちのものではプローセルだった5mm, 7mm, 9mmのオルソ接眼レンズで、アッベ式のものが作られていたのかどうか、興味のあるところではあります。
![イメージ 5](https://livedoor.blogimg.jp/midsummernightsdream/imgs/5/e/5edec24b.jpg)
確認の結果、4mmと6mmの2本はアッベで5mm, 7mm, 9mmの3本はプローセルでした。
以下は4mmの分解時の画像ですが直径5mmに満たない3枚貼り合わせのレンズがレンズのユニットに格納されていました。アッベです。これほど小さなレンズを正確に貼り合わせるのは確かに難しいだろうことは素人にも容易に想像がつきます。
![イメージ 1](https://livedoor.blogimg.jp/midsummernightsdream/imgs/1/a/1adf2283.jpg)
![イメージ 2](https://livedoor.blogimg.jp/midsummernightsdream/imgs/9/8/988c1c06.jpg)
以下は7mm分解時の画像。
2枚貼り合わせのレンズが一対入っておりプローセルであることがわかります。
![イメージ 3](https://livedoor.blogimg.jp/midsummernightsdream/imgs/1/1/119dea7b.jpg)
アッベとプローセルを外観から見分けることができないかあれこれ観察していたのですが一点だけ気づいたことがありました。
![イメージ 4](https://livedoor.blogimg.jp/midsummernightsdream/imgs/9/e/9e4022a5.jpg)
上の画像は5本の接眼レンズを下側から撮ったもので上の2本がアッベの4mm, 6mmのレンズですがこの2本のみ、カニ目レンチでレンズを格納しているセル部分を緩められるよう2箇所スリットが入っています。下の3本(5mm, 7mm, 9mm)はそのようなスリットはなくレンズが入っているセル部はボディにねじ込まれたあと接着剤で接着され容易には緩められない(メンテナンス性が悪い又はメンテナンスされることを想定していない)作りになっています。たった5本のサンプルから一般性を導くつもりは全くありませんが、アッベ式のレンズは(高価であるがゆえに長く大切に使われることが多いのだとすると)繰り返しのメンテナンスに耐えられるような作りにしていると推測することもできるかもしれません。
ここからは私の推測に過ぎないのですが、アッベ式のオルソ接眼レンズは鏡筒とは別売りでそれなりの価格で販売されていて、プローセル式のは(別売りもされていたかもしれませんが)鏡筒、架台のセット品に付属されていたのではないでしょうか。
今でもセット品に付属されている接眼レンズは高級品というよりは普及品クラスのものが多いと思われますがそれと同じことではないかと思います。
私の手持ちのものではプローセルだった5mm, 7mm, 9mmのオルソ接眼レンズで、アッベ式のものが作られていたのかどうか、興味のあるところではあります。